行動方針

経営理念を実現するために職員が行動するための道しるべとなるもの

ご利用者サービスに対する私たちの行動方針

❶職員主導ではなく、利用者・家族の立場に立ったサービスを提供します。

事業所や職員の都合で生活の流れや規則などを決めるのではなく、ご利用者・ご家族の意向を充分聞き取り、最大限生かせる努力・工夫をして、サービスの提供をしていきます。

❷ご利用者一人一人がその人らしく生活できるために、私たちはどうしたらよいかを念頭に行動します。

ご利用者お一人一人には、長年大事にしてきた、それぞれのライフスタイルや文化があり、職員はできるだけ個々の文化を知る努力をしなければなりません。その価値観を尊重し、ご利用者ならびにご家族の喜びと生きがいを実現できるようにしていきます。

❸ご利用者個々に配慮した個別ケアや安心・安全な生活を提供します。

ご利用者の個別のケアのあり方や安心・安全を守ることが私たちの責務であることはいうまでもありません。そのためには、ご利用者に対する一定の医療や看護・介護の知識、技術を備えることは当然であり、その努力を惜しんではいけません。私たちは、専門職としてご利用者・ご家族に説明できる責任を負っていますが、その説明を受けたご利用者・ご家族にどのようなサービスを受けるかの決定権があることを忘れてはいけません。この自己決定の権利は、人間として、なによりも優先され、尊重されるべきものであり、ご利用者の尊厳を守るために最も大切にしていかなければなりません。

❹ご利用者のご要望に対して柔軟かつ迅速に対応していくという自己意識、自己責任を持って行動します。

職員がマニュアルや規程を絶対かのように行動することは、管理する側の安心や基本姿勢にすぎないことをきちんと踏まえていないと、ご利用者一人一人の個別性やそのときどきの状況に合わせた、柔軟かつ迅速で、適切な対応をすることができないことを意識し、責任のがれの職員にならないよう戒める心をもちましょう。

地域社会に対する施設の行動方針

❶NOといわない「信頼される地域の拠点」を目指します。

武蔵野療園なら、なんとかしてくれると、地域にとって信頼される存在になるため、地域のご要望・相談を各施設の判断でNOといわずに、法人の判断のもと、全施設の力を結集して、実現する努力を惜しまない取り組みをします。

❷大切な福祉資源である施設の機能を、一人でも多くの方々に利用して頂けるようにします。

地域と共に歩むことを常に意識し、施設のスペースや備品等を地域に開放し、地域住民も気軽に活用できるようにします。そのために、法人全施設の社会資源の活用を法人が主体的に取り組みます。

❸地域の方々に生活の安心を提供するとともに、癒しの場、交流の場となるよう取り組みます。

地域での生活が継続できるように、生活困難な課題を抱える方に、各職種の職員が専門知識・技術を活用した助言・相談・公開講座・介護教室の場を提供するとともに、地域住民が交流できるサロンなどを行い、癒しの空間を提供します。そのために、法人が町会・学校・ボランティア・介護事業者・医師会・民生委員・社協・行政との連携を主体的に取り組みます。

コンプライアンスに対する行動方針

❶法令遵守はもちろんのこと、ご利用者の人権、利益、尊厳を守ります。

最新の法令を常に理解し、ご利用者・ご家族の利益を損なうことなく公正なルールの下で、ご利用者が主人公の生活支援に努め、人間としての尊厳を守っていきます。

❷法令や法人の行動方針に反する言動を容認せず、なれ合いのない相互牽制の精神で取り組みます。

職員一人一人が法人に勤務する専門職であるという自覚と自尊心を忘れず、法人の行動方針を無視して自己の価値観で行動するのを許さない、なれ合いのない環境で取り組みます。

❸自分が提供する介護サービスの根拠をご利用者にきちんと説明できるような職員を目指します。

常に、職員は、自分が提供する介護サービスが、一定の条件の中で最善 であることを意識し、その行動に対してご利用者・ご家族に説明責任を 果たせるようにします。

働き甲斐のある職場づくりの行動方針

❶職員が意欲的で向上心があり、より良いサービスを作り出す職場を目指します。

職員がご利用者・ご家族の笑顔・喜びを引き出すために、常に、現状に甘んじないで、より楽しく、より満足いただけるサービスを創意工夫して生み出すことに意を注ぎ、職員一人一人の思いが自由にできる風土にします。

❷職員一人一人の声が届く環境を作ります。

職員一人一人の意見や提案に率直に耳を傾け、議論を重ね、根拠(エビデンス)のない個人的価値観を排除します。個々の職員がきちんと納得できる論拠を示すことを基本とし、全職員が運営に参画するとともに、それぞれの個人の能力・意見を対等に、かつ最大限に発揮できる職場環境にします。

❸職員同士、役職者も一般職員も他尊自尊の関係を持ち、思いやりや相互に認め合う関係を築き、常に自己研鑽を深め専門性を高めたチームを目指します。

お互いの職種、課、事業がそれぞれの違いを認め合い、一致団結して、協力し合う関係を持ちます。職員一人一人が自己研鑽に励むことが、魅力ある法人のブランドを作り、ひいては職員の誇りに繋がることの自覚と、働き甲斐のあるチームへとつながります。

経営の継続性と挑戦に対する行動方針

❶法人の財政基盤の安定化を図ります。

私たちは、法人が持てる福祉医療サービスを、途切れることなく、安定的にご利用者、地域の方々に提供し続けることを使命とし、そのための財政基盤の健全化に努めます。

❷より一層の地域貢献のために、不足する社会的ニーズの確保の取り組みを積極的に行ない、新しい事業に挑戦していきます。

私たちは、地域社会が求める福祉医療ニーズに応えるため、法人の利益 を地域貢献のために還元して、地域が必要とする新たなサービスを提供できるような経営計画の実施に努めます。

❸職員の満足、幸せが法人のために働く意欲につながり、ひいては、ご利用者の満足に繋がり、事業の安定に寄与することを経営の基本とします。

私たちは、法人で意欲的に働く職員を幸せにするために、経営改善の努 力を惜しまず、職員に対して適正な成果を提供できるよう労働環境、処 遇環境の向上を絶えず図っていきます。